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シンプリチオ-雑記

ラウの寝起きがmitaidesu!

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茨の海

2008/09/08 (Mon) - ●●●

ほんと鬼束ちひろさまはおたくの心にロックオンストラトスな歌詞を書くよね…(賛辞)


旅行中から読んでる「白痴」が激しく面白い。もう少しで下巻。
第一編の終わりのナスターシャのあの長台詞!公爵の憧憬と、ナスターシャのノスタルジーの重なり!展開の大きさと盛り上がりが、滑稽であるのに、同時に切ない。音楽が聞こえてきそう。「危険な関係」のラスト、ジェラール・フィリップの笑いを思い出す。ダッダーン!

ムイシュキン公爵の死刑の話を読んで、カミュが「異邦人」でほのめかしていた事が、ここに明確に(しかも、話ことば(!)で)書かれていると思った。
どちらも、「未来が不可視であること」を人間から取り上げるのがどれほどの罪であるか、ということを言いたいんだと思う。
肉体的苦痛よりも精神的苦痛の方が人間にとってはより兇悪になりうるという前提があって、「未来」を奪うことではなくて、「未来が見えないこと」を奪うことを注視してる。
これはもうちょっとよく考えてみたい。

ドストエフスキーは、なんていうか、読む度、この人すっごいなあ!面白いなあ!と思うんだけど、お友達にはなりたくない…。あの人物造形・描写をなし得る観察眼が身近にあったら怖すぎる。

皆川さまが公爵は萌えるって言ってたけど確かに萌える…。カラマーゾフではアリョーシャ萌えだったから期待はあった…!ドスト作品はそっち系の萌えっこに反応する(私が)。
あ、コーリャもかわいいよね。ガーニャとコーリャの年の差兄弟も好き。

旅行中は、話の展開や台詞や登場人物のちょっとした動作にいちいちその時の自分とのシンクロニシティを感じてた。他に自由な対話先が無かったからだろうけど。
チクリとするようなことも、無垢に描いてくれるのは本の特権。
旅行のことはおいおいなんかまとめたい…。


あと!「深い河」も昨日から読み始めたけど、大学がさー^▽^通ってるとこが出てくるから…、チャペルの描写とかも……妙な感じ…!周作たんの女性描写にはまだちょっと違和感をもってしまうけど、とりあえずは面白い。
てか、リヨン大学に留学してたんだね…!「白痴」で、リヨンの断頭台の話を、リヨンに行く前日にちょうど読んで一人で凄い興奮したんだけど、周作たんの方は帰国してから知った。テケトーに選んだ2冊が勝手にリヨン繋がりでびっくりした…リヨンリヨン。


明日は久々にメメと遊ぶ!たのしみ……!
ドイツでソーセージ見るたびにホモ談義相手の不在に寂しさを感じてホーモシックを患ってたよって言ったら、脳の退化だよねって言われた!もうだいすき!!!!!

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