・近視であることは美人の一つの条件、とどこかの作家が書いていたが、美男子にも同じことを言いたい。
『さよならキャラバン』読み直しながら…やっぱりメガネは…いいよね……と思う。しみじみ。楽しみは二重どころでない。メガネを掛けてる時と外してる時だけでなく、掛けさせられている時、外されている時というのがある。この萌えをここまで執拗に描いた漫画は今まで読んだことがない。押しつけられる肌の感じと折れるフレームの弱さと…!たまらん……!(別にメガネがテーマのマンガじゃないのに…!)
あと、大人になったもっさん×太一が読みたいよう。読みたいよう。高校生もっさんが相変わらずで萌えた。太一も良い襲い受(失敗系)になりそうで凄く好みだ…。少年がハイソックスを履かなくなるのはいつからなんだろう…。ほろり。
・きのう、小島政二郎の『眼中の人』読み終わり。
大正文壇史の貴重資料としても知られている本。しかしまぁ出るわ出るわあの人もこの人もで大雑把な作家年順表まで頭に出来てしまうよ。
本文が軽妙で引き込まれる。会話のテンポもいい。
古き良き…な大正の東京(下町)の雰囲気が伝わってくるのもいい。自分が経済的にキツい時でももっとキツキツな後輩同輩にすぐお金貸しちゃったり(基本的に返ってはこない)、世話したり、逆に先輩からは貸してもらったり(つまりもらう)っていう、知り合い間のお金の回し方が今の時代と全然違うからびっくりした。貯金しない、物を持たない、それでも結構生きていけるっていう江戸の形がまだ微妙に残ってたんだろうな~。あと「町内一斉大掃除の日」とかあるんだよ!自分の家を掃除して、夕方に家に回ってきた巡査から「大掃除済みの証」をもらうの笑 奥さんが妊娠中で手伝いを頼むのも忘れてたから、政二郎が一人で頑張ったという話。
芥川はもちろんだけど、次第に語り手の微ロリ(推測)政二郎本人にも萌えてしまう(主軸は彼の精神発展史だしね)。表現がいちいちかわいいのだよな~!も~!も~!
大正文豪たちとのエピソードは、著者本人の実体験であるのに加えてその描写の仕方も非常に巧くて、生彩に溢れている。ひつこいけど菊地と芥川はやっぱ萌えるよ…名古屋旅行は奇跡。久米たん加わって三人衆も萌えるよ。太宰壇山岸のいわゆる三馬鹿とはまた違った良さがあるよ。
政二郎が、菊池のもたらした衝撃や春夫(引用文読んで春夫って太宰好きそうだなー突きそうだなーと思って調べたらやっぱりでわろた)の思想を経て純文学について認識の大転換を行うところは凄く密度があった。ゴールズワージーの引用が出て来たあたりからは、ああ、こう行くなとわかる。私小説の結論。
『眼中』を読んでからまたちょっと『六の宮』に戻って、そんで芥川の例の恋文なんかをネットで眺めてたりしたらまた涙出て止まらなくなって、さすがにちょっとインフルされすぎだわと思ってやめました。でも『文ちゃん。』の手紙は最高だよね。いいよね。ああいうのもらって嫁にいかぬ娘などいるだろうか。
話飛ぶけど1、三重吉が政二郎に出した手紙に「くれろと言う」って言い回しがあってとても好きだ。なんかいい。くれろって。くれろ。くれろ。
話飛ぶけど2、芥川って晩年に「話らしい話のない小説」というのを唱えたんだけど、近い時期に書いただろう『西方の人』でニーチェをちらっと出してるんだよね。それ自体は文脈全然関係ないんだけども、龍之介ってニーチェどこまで読んでたんだろうとつい思ってしまった。久米の散文芸術の話もあるけど。
・めぐみのせいでムックとガチャピンが日に日に頭を浸食していく恐怖。ムック…!ガチャピンに拾われたって…!ナニソレ!だめすぎ…!
でも、奴ら5歳なんだよね…てか、タメなのにムックはガチャピンに拾われたの?状況がよくわからないんですけど。ムックが凄くダメなの?ガチャピンが凄くデキるの?拾った、ってムックって実はディ●ニーだったらあの首輪つけて服来てない黄色い犬的な何かなんですか?ペットか?おまえはガチャピンのペットなのか?バター犬ならぬバター雪男か?とりあえず児ポ法的には凄くアレですAGUNESUの奇襲を受けそうな。デュクシ。
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