シンプリチオ－雑記

ホフマンスタール
「人びとはお話には飽き飽きしている。彼らは言葉に深い嫌悪を感じている。言葉が事物の前にのさばり出ているからだ。
……われわれは、思考が概念によって完全に窒息させられてしまう恐ろしい過程に掴まえられている。
いまや、理解しているもの、また理解していないものについて内面の確信をもちうる人、あるいは、感じているものと、感じていないものについてしかと語りうる人はほとんどいない。ここから、言説なしになし遂げられる芸術なら、どんなものに対してであっても、絶望的な愛が呼びおこされるに至った。…」

これの窒息の行に凄い燃えた…やばいべ

あの「深い泉は～」の詩の印象しかなかったんだけど、ちゃんと読もうかなと思ったホフマンスタール