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シンプリチオ-雑記

ラウの寝起きがmitaidesu!

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2025/11/17 (Mon) -

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ぞぬこ

2009/10/14 (Wed) - ●●●


■■■ フランシス・H・バーネットの『小公子』 ■■■

セディです。小公子、セドリックです。
おじいさまが呼ぶところだと「フォントルロイ」です。
小さなフォントルロイ卿は茶色の瞳に金の巻き毛、美しく、優しく、純真で、誰からも愛され、ついでに天使のような声で歌まで歌っちゃう、そんな少年です。

うん……。セドリックはいません。まさに夢の少年です。
村岡花子訳の『小公子』を読んだのは小学生の頃だったけど、当時の私にセドリックは大変魅力的でした。なんて綺麗な男の子なんだろう!と。でも、すぐつまらなくなっちゃったのも確か。セドリックは容姿だけでなく中身まで美しすぎて完璧すぎて捻れがないんだよね。
フォントルロイは永遠の少年だけども、萌える少年ではないんだなー。
萌えというものの鍵はやはりその人の陰影が握っているのだと思う。もっと言うならほとんどの場合性に関すること。それが露わであるか秘匿されているかは瑣末なことで、きっと匂いさえすればいい。成人男性への萌えと少年萌えは全く別物だけど、だからといって少年に無性性萌えしてるわけじゃない。天使は愛でるに足りず、少年は少女でなくあくまで少年でなければなりません。でもなんでかは詳しくわかりません。

『小公子』では、セドリックと犬のドガールが一緒にいるシーンが好きだった。ドガールはマスチーフという犬種で大型犬なんだよね。背丈が並んでしまうくらい大きな犬と少年、というだけでも充分いい絵なのに、ドガールが怖面な護身犬だからもう更にグッドです。

犬と少年ならドガールとセドリック。
じゃ猫と少年は?と言うと浮かぶのはルノワールのそのまんま「猫と少年」という絵。
これはちょっと、妖し~い美しさがある絵です。
黒を背景に一糸纏わぬ姿の少年がこちらに背中を向けて立っていて、台の上に寝ている猫を体をかがめて抱きしめている、という。気持ちよさそうに眼を細めている猫の顔も、少年の暗さに光る濃い瞳も、短い髪の毛も、印象的だけど、何よりとりあえず先に目がいってしまうのは そ の お 尻 だ !

気になるのは、この少年の出自である。良家のご子息はさすがにこういう絵のモデルはしないだろうと思うのですけど、どうなんだろう?体もわりと逞しいし、普通に働いていたりする子なんだろか。
猫の頭に触れている、赤い唇が忘れられない絵です(尻以上に)(いやほんとに)(ほんとだよ)。


(四日目ー)
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