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原爆も恋愛の素材になる日

2009/03/14 (Sat) - ●●●

最近人気の、(そもそもが二次創作である)某作品の同人SSをたまたま目にしたのですが。
1945年のあの日を題材にしておりまして。
パロディというのは主にある作品を滑稽化風刺化したもののことを言う。
そのSSは、原爆を滑稽にしているとも風刺しているとも思えなかったけれど、でもソレは恋愛に落とし込まれていた。人間対人間の、情のやりとりの上でのキーの一つになってた。
私が馴染んできたフィクションの二次創作とはちょっと遠かった。
書いた人にとっては(またそれを好んで読む人にとっても)もうあの大きな爆弾は歴史の中の事実ではなく、観念みたいなものなんだろう。もしかしたら取って換えられたんじゃなくて、彼女達の中に二つの原爆像があるのかもしれないけど。
そりゃ私も実際には経験してないからさ、どうせ観念に過ぎないのかもしれないんだけどさ。
でも扱いきれないなぁって思うなぁ。
どうしたって押し込めたりは出来ないよ。恋愛の糧には。
過去のことをどう取り上げて扱おうと別にその過去が変わったりはしないんだけど、でもその人間がその過去についてどういう認識を持っていてどう扱うのかって、私は結構重視してしまう方なのかもしれないなと思った。

感傷化するのって恐いことだよ。
本当の苦しみと、美しい苦しみって違うでしょ。
滑稽や風刺って、逆ベクトルな分、現実にあったこととの境界はしっかりしていると思う。どこからが、手を加えられているのか明確というか。
滑稽化や風刺化よりもずっと妄想による感傷化(或いは感傷化悲劇化のための道具化)は恐い。
暗い明るいの気分の問題ではない。

色々な表現の仕方があって、何なら良くて何なら悪いと一概には言わないけれども。
「黒い雨にうたれて」は、もうマンガとしてのストーリー、面白さ云々すっ飛ばしてただひたすらに、憎しみのマンガでしかなかったよ。
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