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| シンプリチオ-雑記ラウの寝起きがmitaidesu! [PR]× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 張出窓と仮面の告白恩田陸の「ネバーランド」読んだ。
恩田作品は、他にロミロミしか読んでないです。そうです。男子校作品だけ読んでます。かわいそうな人! 美国かわいい美国かわいいと思いながら読み、結果的に光浩に囚われた。 そして寛司も素敵。わあ。 四人の男子高校生が松籟館に居残り冬休み。田舎の伝統ある進学校。文化財認定されそうな寮。読まないわけがない。かわいそうな人! 死んだ岩槻と美国の繋がり・「仮面の告白」が出てきたところで、これもしかして作者、「トーマの心臓」をやりたいんじゃ…とか思ってたら、あとがきでビンゴ…えー でも、美国の「一言」への拒絶は、美国なりの完結した誠実さだろうなとは思う。 で、そこから、寛司をみることで潔癖な完結からちょっと違う面が開ける。 「トーマ…」をやりたかったけど「トーマ…」にならなかったと作者は書いていたけど、これって、ユーリより美国の方が、人としてひとつ完成したものを持ってたせいではないかと思ったり…笑 寛司は、人が子供を欲しがる理由を、自分の延長線上にあるもの・属するものが欲しいという気持ちに見てた。「ネバーランド」というタイトル通り、四人が過ごす松籟館は子供だけの国なわけです。寛司が入らないでくれと怒りを露わにしたことや、美国の得る「非日常」な感覚からわかるように、彼等は、親から子に続く延長線が切られた聖域であると寮を捉えてる。 にも関わらず、彼等が「告白」する内容には、共通して、親の存在がとんでもなく強く影を落としてる。ずるずる。 美国と寛司(陸上部とテニス部)の違いについての会話も興味深かったなぁ… 授業でキケロの「人生の短さについて」を扱ったんだけど、これでキケロが繰り返し説いてるのは陸上部的な精神を持てってことだよなーと思った。テニス部的な精神ではなくて。 でもしかし孤独ですっていう。 他人に強いられた孤独は深い絶望をもたらすが、自ら望んだ孤独は深い恵みをもたらす(うろ覚え) という言葉を、皆川さまの本で知って感銘を受けたんだけど、これも結局同じ原理だろうなと思う。 あーでも、これを飛び越えたところでレヴィたんは、でも人間はどうしようもなくテニスなんだよ!対面しなくちゃならないんだよ!って言ってるようで、惹かれるのですが。 ロミロミもそうだったけど、やっぱり男子生徒は男子生徒でも優秀さが欠かせないんだよなぁ。エリート予備軍な少年達に夢見るのです。24年組のギムナジウムも某ユーゲントも。 ギリシアの知識層が少年愛でうんぬんと、根っこの根っこの…略…根っこの根っこで繋がってるんじゃないかなぁ…とかぼんやり思った。 後者は女性性に対する余裕で、前者はまぁ意図された隔離だけど。どちらもとにかく自分は入り込めない。 *そういえば、「風木」の文庫解説で少年愛漫画の始まりを、「あしたのジョー(だった確か…)」の少年刑務所での描写と比較させて、区別して論じてたのがあったんだけど、あ~手元にない! 少女漫画の少年愛で出てくる少年(「風木」)は、女性の代わりとしての男性性(「…ジョー」)ではないんだよそれが新しいんだ!うにゃらかにゃら みたいなことが書かれてた(ような気がする)んですが、これだけに着目すると、男子校って組織の仕組みとしては「ジョー」の方になるんだよね。 で、ここからはもう偏見の固まり、レッツ妄言なんですけど(´・ω・`)…この男子校っていう仕組みに進学校っていう冠つけることで、更に限定させてるというか…上手く言えないけど、まぁギリシアをプラスするようなもんじゃないかと考えたのです…。(だからギムナジウムと刑務所での比較で、女性性の代用か否かっていうのが挙げられたとしても、それを決定づけてるものは示されないままで、それが私には気持ち悪くって、考えてみてその違いは何だろう、男の漫画家が描いた刑務所には無くて、少女漫画家のギムナジウムでプラスされたものって何だろうって考えた時に、それってお勉強(する場所)じゃね?という結論に至ったのです) ぶっちゃけこれ、ギムナジウムは教養⇔刑務所は非教養っていう、なんかものっそい偏狭で短絡的な私のイメージから浮かんできたので、書いてて何だかとてもアレです。BAKA! あ、だから、夢見るホモだと、要は隔離されてて男しかいなかったんだも!っていうのじゃなくて、がっつけないから相手は男でもいいんだも!っていうのじゃなくて、もっと余裕が欲しいの!で、その余裕っておりこうさんであることから来ると思うの!多分、性欲より理性が上だっていう前提があるんだけど。 ていうそれだけのことです。まとめると(´;ω;`)… しかしこれだと、男女共学でのホモの方が強いことになるんだけど(女子がいるのに男子っていうのは上の話をとてもわかりやすく表しちゃう)、男子校に拘るのはなぜなんだぜ…自分 いいわけ(というか自分への誤魔化し)は出来るよね…おんなのこいないからだっていう…それが可愛いからかな。 というわけで!!とりあえず、たくさん萌えました。これが言いたかった!の! 美国の反応がいちいち可愛いどうしてくれる。エピソードとしては、美国の赤い爪のお姉さんの話はなんだか…胸にくるなぁ……ちいさいこの視点の鋭さというか、「言っちゃいけないこと」の間で全身で揺れて、困惑して、心を痛めてる小さなよしくにくんに…(´;ω;`)うっ… よしくに一人連れてきて! あと…光浩は…すきすぐる。言葉がでない。 そして赤い爪のお姉さんも敬子さんも嫌いになれない…。 寛司には山本をみた!(ごめんなさい しかし、この人の書く男子生徒達の暮らしの情景がほんとうに心地よい。普段は人で溢れた部室棟の閑散とした様子とか、学校で流行ったこと(ホットプレートの行方うんぬん笑)とか、サロンに運び込まれた家具とか、みんなで食材買い出しとか、食後のトランプとか、スウェットとか、イヤホンつけたまま部屋から出てくるとか、テニスコートで青空とか、早朝走りとか、雪合戦とか、二人乗りとか…あああぁ。 終わってしまうのが悲しい。永遠に読んでたい。 「ネバーランド」どこにもない国。 こちらの理想の入り交じった少年達は、どこまでも遠景にあるんだなぁ… どこにもない国のどこにもない少年達だけをずっと眺めていたいよピーターパン! PR COMMENTSCOMMENT FORM TRACKBACKSTRACKBACK URL | |